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|0> + |1> を観測する - 原理3にだいたい対応

わかりやすい例: |0> + |1> に対して、 |0> か |1> かを決定できる観測をすると、状態が |0> か |1> に変化した上で、その結果がわかる
わかりやすい例: |0> に対して、 |0> か |1> かを決定できる観測をすると、状態は |0> のままで、その結果がわかる
わかりにくい例: |0> + |1> に対して、「|0> + |1> か |0> - |1> かを決定できる観測」をすると、状態は |0> + |1> のままで、その結果がわかる
わかりにくい例: |0> に対して、「|0> + |1> か |0> - |1> かを決定できる観測」をすると、状態が |0> + |1> か |0> - |1> に変化した上で、その結果がわかる

最初の二つの観測を M01 、後者二つの観測を M-+ とします。

M01 は |0> |1> の判定は 100% の精度で行なえますが、 |-> |+> の観測に使っても何も情報が得られず、また元の状態を破壊して |0> か |1> にしてしまいます。

M-+ は |-> |+> の判定は 100% の精度で行なえますが、 |0> |1> の観測に使っても何も情報が得られず、また元の状態を破壊して |-> か |+> にしてしまいます。