黒背景に白のエディタや端末のフォントとしてはまっくのフォントはダメだと思ったので、紆余曲折をへて X に入ってる K14 と 7x14 を iTerm と CarbonEmacs で使うようにしました。その記録。
たぶん他の pcf や bdf を MacOSX で使いたい場合も同じ方法でいけると思います。
k14.ttf と 7x14.ttf をダウンロードして、解凍した後にダブルクリックします。 そしたら問題のあるフォントだとか言われますし、 フォントのプレビューも何も表示されてなくて不審ですが、 気にせずインストールします。
iTerm の方は Cmd+i => Window から Font と Non-ASCII を選んで、 それぞれ 7x14 と k14 を選べば解決です。
Emacs の方は、
(carbon-font-create-fontset "k14" 14 '((ascii . "k14") (japanese-jisx0208 . "k14") (japanese-jisx0212 . "k14") (katakana-jisx0201 . "k14") (chinese-gb2312 . "华文黑体*") (chinese-big5-1 . "儷黑*") (korean-ksc5601 . "applegothic*"))) (fixed-width-set-default-fontset "fontset-k14")
とか .emacs.el に書いて、 上のメニューの Help => Carbon Emacs Package => CJK Fixed Width Fontset を 選んでチェックを入れた後、 Help => Carbon Emacs Package => Save Changes で設定を保存します。
JISX0213(所謂第3,4水準漢字)用bdfフォントのページ から K14-2004-1.bdf.gz をいただきます。 X サーバから適当に 7x14.pcf.gz を拾ってきます。
pcf2bdf をいただいてきます。
$ g++ pcf2bdf.cc $ ./a.out -o 7x14.bdf 7x14.pcf
などとすれば 7x14.bdf が手に入ります。
次は ttf 化。 bdf2ttf をいただいてきます。
$ make osx $ ./bdf2ttf 7x14.ttf 7x14.ini 7x14.bdf $ ./bdf2ttf k14.ttf k14.ini k14.bdf 7x14.bdf
などとして ttf を作ります。 7x14.ini と k14.ini は sample.ini を適当にいじって作ります。 私は適当に
Copyright = (C) K14 Fontname = K14 Version = 1.0 Trademark = K14 (tm) CopyrightCP = (C) K14 FontnameCP = K14 TrademarkCP = K14 (tm) Coresize = 14
とかいう感じででっちあげました。
でめでたく ttf ができましたとさ。 ちなみに k14 に 7x14 の方も入れる理由は、 Emacs で 7x14 と k14 を同時に指定するとなんかおかしくなるからです。
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