更新履歴兼雑記 - Book

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03.11.11

[Book]: CPUの創りかた

2800円。 生協に入って一割引で買えるのを待ってたら入ったので購入。 ありえん位目立つ売り方がなされてるんですけど。

おもしろかったです。 一応プログラムも知ってるし、 抵抗とかコンデンサとかコイルとかダイオードとか の物理的根拠もだいたい知ってるはずなので、 これでいつタイムスリップしても大丈夫。

最後の方のデコーダを作る部分で、 そうなるように楽しいパズルを解いて設計してるはずなのに、 「運良く」 OP1 は無関係でした、とか、 命令デコーダが奇跡的に二個のICに収まりました、とか、 書いてるのが可笑しかった。 ヘタに設計の楽しさを説かれるよりも痛快で、 自分でもつくってみたくなりました。

03.08.27

[Book]: Ada, C, Pascal 言語の比較と評価

図書館で借りました。 いろんな人の論文集。

無謀にもD言語≒Adaを主張してみるページ の主張を理解せんとしたわけです。 Ada ってホントにデカいんですね… 部分型だとか単位解析とか、本当に必要なんかい。

部分型。

subtype STORIES is INTEGER range 1..8;

単位解析。

L, W, H: FLOAT {feet};
A: FLOAT {feet^2};
V: FLOAT {feet^3};

で、D言語≒Ada だと思ったかというと… 確かにかなり多くの機能が D に注入されているのは納得。 (C++ + Java + C#) / 6 + Ada / 4 + Eiffel / 12 + α 位でどうだろう。

本自体は… Kernighan の「なぜ私は Pascal が嫌いか」が有名らしい。 訳がわかりにくいのか、言葉が整備されてない時代だったのか、 全体的に今ひとつわかりにくい。 「通常のライブラリ」って standard library の訳?とか。

03.05.22

[Book]: Efficient C++

さっきの話に少しでてきた本。読んでのは一年前。

書いてあることは普通なんだと思います。可もなく不可もなく。 私の場合 C++ での暗黙で発生するオーバーヘッドなんてのは 大体知ってたつもりだったんで確認程度になった位で、 逆にハードよりなメモリの並びによってキャッシュ効率がうんぬん、 とかはあまり知らなかったことなんで、ためになった、といったところでした。 だから普段から効率のことばっかり考えていてその道のプロな人には たぶん役に立たないのではないかと思いました。 中級者の確認と初級者の勉強用ですかね。

03.05.22

[Book]: Exceptional C++

ついでだから In depth series を全部書いとこう… これも一年前読んだ本。

必読本かと。 Effective より難しくて、More Effective となら どっこいどっこいな難易度の C++ 実用 HowTo 本。 C++ って言語は例えば、コンパイラに無茶な負荷がかかるんで、 コンパイル速度が遅くならないようなプログラミングを 心がけるとよかったりしますが、そういう本当に実用本意な話が多くて、 夢は無いけど現実的な問題の解が得られます。 特に例外についての情報量はとても多いです。

03.05.22

[Book]: Accelerated C++

他とうって変わって入門書。 中級者の確認にもならんと思います。 でも人に教える教え方としては結構面白いと思います。 C を学ばず C++ を勉強したい人や C++ 屋を育てる教育者には参考になるような気がします。

Modern C++ Designここがあるから省略。

03.01.04

[Book]: マルチパラダイムデザイン

ピアソンエデュケーション、3800円、ジェームズ・O・コプリン。

今さらながら。図書館に注文して速読。

なんかいろいろ感銘を受けた気がします。 「なんでもかんでも OO っつう今の狂信的な風潮はだめだ、 OO だけで記述しきれるわけじゃない。現実はそんなに単純では無い。 さまざまなパラダイムを組み合わせて記述することが必要だ。」 という主張が痛快。

そのためには共通性と可変性を分析して… とか簡単に要約できるといいんだけど、 結構難しい内容だったんで私にゃ要約する自信が無いです。 各章の最後に要約が付いているんで、 忙しい方はそれを全部読んでいくと良いかも。

プログラムから職人気質が失なわれつつあるような昨今にあって、 プログラムはアートだ、などという筆者の主張は、 常々 Java に愚痴ってる私にはとても面白かったです。

ただ残念なのは、これを読んでも、周りの OO 信者を 改宗させるに足る理論が私の中に構築できなかったこと。 なんていうか、ああそうだよね、と共感してくれる人と 熱く話すことはできても、全くそういう世界を知らない人とは この内容で会話することは難しいだろうな、という、そういう感じ。

もうちょっと、「OO、カプセル化、継承、多態、マンセー」 みたいなスローガンと、それを簡潔に実装できる言語サポートが 無いときついんだろうな。現状の C++ ではなかなか…

02.12.18

[Book]: Game Programming Gems 2

ボーンデジタル、Mark DeLoura など著、12000円

3Dな本の話関連で。昔読んだ本だけど。 1 の方がまだ良かったと思います。 なんかどうでもいいネタが増えた感じ。 1 でさえ 5000円位ならなあ、とか思ってたのに、なんで買ったんだろう。 同じ頃に OpenGL 赤本買って死にかけて、 それ以来私は極力図書館に頼るようになりました。 結論としては、いやまあ面白いんですけど、とにかく値段が…ってとこです。

私もそんな感じで勉強しました。 と言ってもしっかり勉強したわけでも無ければ、 ましてや何の成果物の作れていないのですが。 OpenGL プログラミングコース(独習テキスト)読んで、 なんかわかった気がする、と思い、 いざプログラムを書いてみるとやたらと苦労して、 (その時はプレイヤー視点でダンジョンを徘徊するものを作りました) やはり細かいことを知るには本買わなきゃかな…と思って赤本書いました。 でも今にして思うと、そこで NEHE に移行すればリーズナブルで良かったかも…と思います。

02.12.18

[Book]: インサイド GNU C コンパイラ

啓学出版、FSF著、2300円。

図書館で借りて一日でざっと目を通す。 gcc のソースを見る時はこの本の 9章が役に立ちそうだと思いました。 後は RTL の仕様が結構でかくて面白いかも。

02.12.13

[Book]: ゲームプログラミング

共立出版、松原仁・竹内郁雄編、3500円。

本屋で興味を持ったから図書館で注文。 面白かった。 内容は 2D のエフェクトがどうとか 3D のエフェクトがうんたらとかでは全然なくて、 将棋・囲碁・チェスなどという有名どころから、 聞いたことの無いゲームとか、倉庫番などのパズルまで さまざまなゲームの CPU アルゴリズムについての 研究者が書いた/訳した論文の集大成な本。

最後の章の目次は「あなたもチャンピオン」「ゲームプログラミングと情報科学」 「ゲームプログラムと認知科学」「ゲームプログラムと人工生命」 「ゲームプログラムと社会科学」 と、ここだけ何故かゲーム全般について広く扱っていて、 囚人のジレンマ大会とか、コンピュータゲームなんかの分類とか、 日本でのゲーム研究に対する差別だとか、 それはそれで面白かった。

個人的にはリアルタイムゲームの 思考ルーチンについても研究して欲しいなあとか思いました。


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