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はじめてのにき

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ToDo:


2013-08-19

_ ぺるーにき

写真: https://plus.google.com/photos/101346259708096774693/albums/5912890154394528065?authkey=COn55uTymd-fTg

リマ

飲み会。明日朝 (~6:00AM) 出発なのに大丈夫なん? てことだったけど、まぁ準備して 2:00AM くらいに出ればいいでしょ、とか言ってた。でまあ気を失なって寝てて、 4:00AM に起きて、あーこらまずいなーと思った。思っただけで、タクシー呼んでから準備して 4:30AM くらいに来たのに乗ったら 5 時過ぎくらいに着いたので普通に大丈夫だった。そんなもんか。

サンフランシスコ→サンサルバドル→リマという感じで到着。さっそく SIM を借りる。 $40 。あとは ATM からペルーソルをゲットしたり。空港からホテルにタクシーで行って寝て終了。ホテルは $70 くらいのペルーにしては高いと思ってたやつだったけど、 WiFi がクソでがっかりした。僕のホテルの評価は WiFi で半分決まる。

普通に疲れが溜まってて、 1:00PM くらいまで寝る。とりあえず歩いてみようと付近を歩いて、何故かいきなりビールを飲んでた。ペルーのビールはあんまおいしくなかったけど、クスケーニャとかいうのの黒が比較的個性があって良かった。これで寒いと気付いたので、グーグルストアで買っておいた chrome フードを着てあったかくなった。たぶん寒くはないとなんとなく思って日本から暖かい服は持ってきてなかったので、買っておいてよかった…全体的に暑い場所寒い場所いろいろあって、かつ山ぽいとこは日較差もでかいぽくて、色んな服用意しておくのが良さそうだった。

行きたいとこ無いかなーと歩き方見ると、ホテルのある新市街って区画にワカプクヤーナという遺跡があるってので行ってみる。土こねて本棚的に並べて強度を出すみたいな謎工法で、しかし土のクセに現代でも通用する強度で地震を耐えたとかなんとか。英語ガイドは文化とか時代の関係がさっぱりわからんなーと思いながら聞いてたけど、よく考えると「第7代モノブッチ王朝の皇帝ペラッチャが…」みたいなのは、日本語で聞いても普通に覚えてない。

なにぶん寝坊したので急ぐべしと、観光地価格飯を遺跡についてるレストランで食う。太平洋で取れたブラックバスとかそういうの。普通においしい。飯待ちながら歩き方を読んでリマを把握する。

名所は旧市街らしいので、行くべーとメトロポリターノとかいうバスに乗りに行く。行ってみると思ったのと全然違って、普通に駅があって、改札を抜けると高速道路的な道路に専用の車線があるバス、みたいな不思議な物体だった。市街地に着くと普通道路ぽい感じのとこを走るので、路面電車的な雰囲気に。あんまり行き先見ずに、まあ北向け乗ればあってるでしょ、と乗ったら乗り換えが必要だったみたいでだいぶヘンなところに行ったけどとりあえず旧市街についた。

だいたいイヤな歴史とか好きなので、スペイン征服博物館とか、宗教弾圧博物館とかあるぽいので行ってみようと行ってみたら両方閉まってた。片方は定休日なんだけど、もう片方は謎。市街自体は、割と植民地ってどこもこんな感じだよね、って感じかなーと思った。

ふらふらしてから、やること無いし帰るかなーと思ってから、えっ俺旧市街来てなんもしてなくね…と思った。なんか歩き方見てるとバカと煙の要領で街が見渡せるっていう丘のてっぺんに行きたいと思って、そこに行くバスを探す。歩き方によるとバスは客を求めて広場をぐるぐる回ってるらしいんだけど、ふらふらしてもそれらしきものが無い。正確にはそれっぽい車はいるんだけど、どれも人がいっぱいな感じで客探しもしてない。そういえば今回はいつも以上に歩き方情報が微妙にずれてる気がすることが多かった気がする。遠いところだからきちんと情報アップデートできてないとかなのかな…

よくわからんから帰るかーと歩き出すと、なにかを売ってる人の看板が目に入って、それに丘の名前が書いてあった。スペイン語はノイズにしか聞こえてない。 200 円弱的な現地通貨で行けるぽかったので行った。バスはペルー人でいっぱいで、運悪くやたら背の低い補助席に乗せられた上に道はすごい坂道で、結構しんどかった。帰りはジェットコースター的な感じになってた。あと歩き方に丘のふもとは治安が悪いって書いてあって、まあたしかにボロそうな家ばっかだった。

English-? って聞かれて、たぶん 40 人くらいいたのに手を上げたのが僕だけで、帰る時の注意とかを英語で聞いたのが僕だけだったので、なんかペルー人と、スペイン語圏の旅行客がやたら多いんだなぁと感心した。スペイン語圏の人の多さは、マチュピチュでだいぶマシになるものの、終始そんな感じだった。丘の上はまあ普通に綺麗。霧多すぎで写真とかにしても面白くないと思うけど、見る分にはわりと好きなので。タイミング良く着いたら日の入り寸前的なタイミングで、それも良かった。

暇なので丘の上の 80 円くらいの博物館を見てみたけど、案の定説明が全部スペイン語でさっぱりわからない。すごい狭いこともあいまって、1分くらいで出る感じの。

またバス電車的なやつで帰って、あんま食欲も元気も無いから軽くゆっくり食べれるとこ無いかな…とか思ってたけど無い。しょうがないからスーパーに行って、ビールと、エンパナーダというのを買ってみた。エンパナーダってやつはパイ的なものに何かが入ってるってものぽくて、何入りかがスペイン語で書いてあってさっぱりわからないので、 Android で翻訳していって鳥入りを買った。普通においしかった。これ旅行中やたら売ってたけど、歩き方で紹介されてなかったよなーと今思って、見てみたらエクアドル料理のとこにあった。

フロント行って、明日早朝チェックアウトします、タクシー呼んでちょーと言って、次の日の安っぽいホテルをネットで確保して寝る。ホテルの人が言った値段が来た時のタクシーとそんな変わらなくて、あれって高いと思ってたけど適切だったのか…と思った。

マチュピチュ村へ

マチュピチュってやつは、ペルーに着いてからでもクソ遠くて、飛行機でクスコに飛んでから、そこから電車で4時間みたいなとこ。正確には電車はクスコのたぶん隣町のポロイってとこか、クスコとマチュピチュの中点くらいの、オリャンタイタンボってとこから出てて、僕は行きはポロイから出て帰りはオリャンタイタンボってことにしてた。

でポロイは結構遠いので、クスコからタクシーで行った。ポロイはなんか殺伐とした場所で、ありていに言うと貧乏そうな感じの場所を通ってた。ここの接続はかなりギリギリだと思ってたんで、間に合ってよかった。

ポロイ経由とオリャンタイタンボ経由は、後者の方が金銭的にも時間的にもいいんじゃないかな…と思った。あとオリャンタイタンボにも寄れるし。

クスコは高度が高くて高山病危険域ってことだったんで、深呼吸とかしてみてたけど、まあなんか普通に大丈夫みたいだった。すぐに出てるから特にびびることは無かったと思うんだけど、今回はマチュピチュメインなのでそれまでにしんどくなるのはできれば避けたかった感じで。

途中で軽食と飲み物が出るので、飲み物はコカ茶というやつを頼んでみた。普通。ちょっと刺激があるかも、ってくらい。あとで葉も食ったけど普通。電車はまぁ普通の田舎ぽい風景を眺めて行く感じ。このへんからそこらじゅうに動物がいて、なんか見ても写真撮ろうとかあんましなくなった。んで風景に飽きて寝てた。

マチュピチュ村は、まぁ観光人だらけっていうか、村人全員観光客向けの仕事してて観光客の方が村民より多いぽいから当然というか。というわけで、欧米人が好きそうな店の並びができていた。例えばほとんどの店でピザが売ってるとか。

ペルー料理をフランスアレンジした的な高めな店で昼ごはん。スープがやたらおいしくて、マスになんか甘いソースをかけたメインはおいしいんだろうけど好きな味じゃないな…って感じで、デザートはどうでも良かった。ここは日本語のメニューがあるってことで日本語のメニューで頼んだのだけど、たぶんメインは僕が頼んだのと違うのが来た気がする。英語メニューの方がいい場合もあるんだなぁとか勝手に感心。

ホテルに入って、 WiFi 腐ってるガッカリ…と思ったあたりで、疲れがおかしいくらい溜まってるので、寝る。19時頃に目が覚めて、腹減ってないな…とフラフラしてたらインカマッサージてのがあったのでやってもらってみた。1000円ちょっとってところで、まぁたぶん別に普通より少し下かな…っていう感じの。どのへんがインカだったんだろ。

もうちょいフラフラしてるとサッカー場があって、こんな村にそんなもんあるのかさすが南米とか感心した。屋台的に鳥とか肉とか焼いてる人がいたので、鳥を焼いたのを一本買って、ビールといっしょに食った。にんにくを効かした感じので普通においしい。おいしい、っていうか日本的な食い物が全体的に多い。

村の人はたぶんペルーの中ではかなり裕福なんじゃないかなと思った。人口より多い観光客がガンガンお金落としてくから当然かもだけど。村は他の 1.5 倍くらい値段が高い感じで、観光地価格かなーと思ってたけど、単純にそのくらい物価が高くても不思議は無いなっていう。

マチュピチュ

5時前くらいに起きて、5時半スタートのバスに一番乗りするよ的な意気込みで出かけたところ、 5:15 くらいで普通に行列ができてた。行列に並んでたらチケット別に買う必要があるぽかったから泣く泣く行列から離れてチケット買って並びなおしたり。並んでると前の人のガイドぽい人が日本語とケチュア語は同じ単語が結構あるとか言ってて、ホンマかいなと思ったり。まぁ回りを見てアジア人ぽいのはだいたい日本人みたいな感じで、日本人がマチュピチュ好きってのは本当だなーとか思う。人のこと言えんけど。バスで登ってくところは、歩いて上がるのもアリって感じのトレッキングコースとされてるらしいんだけど、バスから見る感じではバスがこわそうで、あまり歩きたくないなって感じだった。

んでマチュピチュ着くと、やっぱすごいなーと思った。とりあえず普通に自然が綺麗。自然だけで普通にアメリカの国立公園になれる感じ。それが現代でも最寄り町から電車2時間徒歩7日、人口4000人しかいないみたいなところにあって、なにやら職人のこだわりのある遺跡があるってので、すごいなと。こうなんかなんでこんなとこに好き好んで立派な別荘とか作ってんだろこの王様…とかぼんやり考えたり、まぁなんか昔の人に思いをはせる系。

マチュピチュのチケットは(色々変わったりしてるみたいだけど)、たしか4種類あって、マチュピチュだけと、 +ワイナピチュ山、 +マチュピチュ山、 +博物館、みたいな4択だった。ワイナピチュ山からマチュピチュ見るてのが人気らしくて、それは売り切れてたので、僕はマチュピチュ山の方にしてた。マチュピチュ山の方はしんどいのと、マチュピチュから少し遠くて写真うつりが劣る的な理由で人気が無いとかなんとか。

で人気が無いもんだから歩き方にも入り方が書いてなかったんだけど、なんか歩いてたらマチュピチュの入口近くにあった。最初に疲れてから回るのがいいのか、最後の気合いで山登りがいいのか、よくわからんなーと思ったけど、まぁバカと煙の要領で登ることにした。

これは実際キツかった。高低差は後で GPS で見た感じ、 600m くらいでそんなしんどくないはずなんだけど、 2400 => 3000 みたいな 600 なので、空気が薄いらしくてすぐ息が切れる。あれっ、俺なんでこんなあっさり息切れてるんだろ、って感じは斬新。荷物が重かったのもあるんだろうけど。あと全行程傾斜のキツい階段みたいな感じなのもひどい。

まぁツラい補正もあって、風景が綺麗だなーと見ながら休む。「お前こっちに腕ふってただろ」とか話しかけられたり。その時は僕が下から上見ると、数人が下を見てる感じだったから、おっあそこが頂上なのかなーと思って、よくやったー的な感じで腕ふってて向こうもふりかえしてたからそこが頂上そろそろだなーと思って登って行ったらまだあったみたいな感じだったのだった。それなので「あんたら頂上にいるんだと思ってた」とか言ったら「ハハそろそろだと思わせて応援してたんだよ」的な。

そういえば登ってる最中に途中で自分の鞄に Macbook Air が入ってるのに気付いて、なんでこんな重り入れて登ってたんだろ…とムカついたので、 Macbook Air の記念写真を撮ったりした。

あとは日本人ぽいのがいるなぁと思ったらサンフランシスコから来てるとか言ってて、マチュピチュは日本人ぽいのはだいたい日本人だと思ってたので、珍しいなと思った。一方で今まで行ったことある国は、日本人かなと思うのはだいたい中国人な感じだったな。まぁなんとなく見分けつくけど。

さらにぼんやりしてたら、なんか用意した紙と一緒に写真撮ってくれって他の人に頼んでる人がいて、その紙は日本語で偉い人の言葉みたいなのが書いてあって、「準備いいすねー」的に話しかけてなんか喋ってた。そしたらもう一人、飛行石ぽい青い石と一緒に写真撮ってた人が混じってきてなんか雑談してた。みんな準備いいな。

色々これまでに来た経路とか、この後の経路とか話してて、その後に紙用意してた人が、晩飯とかもう一度集合して飯でも食いませんかと言ってくれて、これは名案だなぁと思った。というのは、他のとこ行った時に他の日本人と会った時とかに、しばらく話するんだけど、基本一人で来てる時点で集団で回りたいとは思ってないわけで、なんとなくもったいない気もしながら別れるわけだけど、飯とかは一人より複数の方が楽しいわけで。さらにもう一人日本人が増えて、4人パーティになった。

でまあ雑談しながら下山して、解散して適当にマチュピチュを本格的に回りはじめた、と思ったら少し行くとインカ橋ってのがあって、時間かかるなら行きたくないなーと考えてると、なんか見たことあるような人が座ってて、さっきの最後に加わった人だった。その人もどのくらいかかるか知らない感じだったので、付近の英語喋りそうな人に聞いたら、片道15分くらいで、行ったら橋が渡れて、まぁ写真とか撮ってても全部で45分もあれば帰ってくるんじゃね、とのこと。そのくらいなら行きますかと行った。着いてみると、吊り橋みたいなのを想像してたのに崖の側面の道が一部切れてて丸太になってる、みたいなもので、しかも渡れない感じだった。たぶんまた not 聞き落としたんだな…って感じだった。

で戻ってマチュピチュ本体みたいなとこをうろちょろするわけだけど、まぁ全体的にどこから見ても遺跡を入れた風景が綺麗だなぁという感じだった。遺跡そのものは謎テクノロジーで石がすごい器用に組み合わされてる部分があるとはいえ、まぁ基本的に石積みまくりみたいな感じで少し飽きる。まぁたまに一枚岩を加工して作った階段ですとか、異様に綺麗なつなぎ目の壁ですとか、そういうのがあって楽しくはあるけど。石積んで建物作るっていうと日本の石垣もそうなんだけど、マチュピチュの方はちゃんと加工してから積んでるから目が細かいというか。

回ってる最中に監視員みたいな人が、ハポン? とか聞いてきて、 Japan はスペイン語だとスペルは Japon で発音ハポン (ホセミテみたいな?) らしく、まぁ認識できたので Yes と答えると、サムライーとか言ってて面白かった。刀構える真似してやがるから切腹する真似とかしてたら喜んで、ミーインカーユーサムライーみたいなこと言ってた。よくわからん。しかしそこらじゅうに日本人いるんだけどそこらじゅうで同じことやってるんかなこのオッサン…

マチュピチュ一通り回って疲れて 14:30 くらいで、晩飯までに3時間くらいでいける場所、ってことで、マチュピチュの中から出て行くインティプンクってのと、歩き方の別冊ふろくのはじっこに載ってた滝の2択かなぁと思った。インティプンクってのの方がかなりメジャーそうだけど、なんか太陽の中歩き回るの疲れたのと、いまいち魅かれるものがなかったので、滝に行くことにして、バスで下山して村に。軽いものを食べて出発しようと思ってたのだけど、アルパカあるよーと言われてアルパカを食べて出発。

滝を目指す道はイマイチよくわかんなかったので、アルパカ屋のオッサンに聞いたりしてから行った。要は線路を歩けばいいんだなーということで、歩き方によると廃線になってるという線路上を歩いていく。の、だけど、全然廃線になってないっていうか、普通に客が乗ってる電車が走ってて、たぶん往復してるうちに十数回くらい電車とすれ違ったと思う。線路と行っても、脇に電車が当たらない程度の隙間があいててそこが歩道になってる感じのとこがほとんどなので、実際のところそれほど危なくない。隙間が十分に無いところで汽笛が聞こえると、あわてて前後の隙間の広いとこを探す的な。最初の方は色々こわかったけど、最後の方は慣れた。電車がすごい近くで見て撮影できるので、鉄属性ある人は嬉しかったりはしないのかな。

さてその滝の方には、1時間ほど歩くと公園があって、その手前からマチュピチュが見れて、さらに20分歩くと滝がある、と歩き方には書いてあったのだけど、どうも道を根本的に間違えたのか、それっぽいものが全くなかった。だいたい歩き方で1時間て書いてあると50分弱とかだよなーとかそういうこと考えながら歩いてて、実際ペルー人が同じ方向に行ってたけど、僕の方が早かったので、たぶん移動が遅かったってことは無いと思う。30分ほど歩いた時点でマチュピチュから離れすぎててマチュピチュが見えるとは思えないような位置だったというのもあり、まぁ道間違えたんだと思う。しかし分岐とかも無かった気がするし、アルパカ屋の言ってた方向に行ってた気がするので、後で研究が必要。

かと言ってつまらんかったかというとそうでもなくて、普通に電車が走ってる線路を歩くってのは斬新だったし、なんか色々よくわからんものも見た。一番よくわからんものは、相当劣化したマチュピチュ風遺跡みたいなのが、ふとあったことだった。さすがペルー観光資源無駄に余らせてやがるな仕事しろよ…って感じの。あとは水力発電作ってるぽい工事現場とか、放し飼いの鶏とか。なんで電車にひかれないんだろ…

帰りに雨にうたれたりしつつ帰る。晩飯の集合時間には若干時間があるぽかったのでホテル(っていうか安宿)でシャワーを浴びる。出ようとすると、なんか宿の人が金を払えと言ってくる。 $20 だと言っている。僕は2日で $80 クレジットカード経由で払ったか、クレジットカードでひけると思うんだけど、って言うけど、全く通じない。英語喋れる人が通訳してくれて、予約した時のメールを見せようとしてたんだけど、安宿のネットが腐ってて全然見せれなくて、まぁ $20 くらいとりあえず払うから後で話そうって言って晩飯に。

この $20 ってのは今でもあんまよくわかってないんだけど(僕の感覚ではペルー補正で大幅に安くしてマチュピチュ補正で高くして二晩なら安くとも $40 くらいはする気がした、ちゃんとシャワートイレが各部屋に着いてるから…けどまぁ謎)、2晩で $20 のつもりだったとするとかなり無駄に高いものをネットで買ったことになる。一つ後でわかったのは、僕はどうも間違って大人2人で予約したってことで、そのせいで高くなったって面もあると思われる。で、この件は後で安宿の人があと $60 払えって言ってきたことで、ああクレジットカードとか使えない系かなと想像がついた。でも二重支払いにならないことを確認したいなぁと、英語話せるやつ呼んでよ言ってたら、 booking.com かなんかに電話してくれて二重にはならなさげって説明を聞いた。そもそも別のサイトで予約したのに booking.com 経由になってる時点で下下請けというか話が微妙にめんどくさそうで、できればカードで払いたいんだけど、って言ったけど現金出せ無いなら ATM の場所教えてもらえとか言ってて、旅行中に ATM とか何度も行くのめんどくさいんだけどなぁ…とか思いつつ現金で払った。 @@@ TODO

まぁこの件をはじめとして、スペイン語はめんどくさいことが多かった。日本よりは英語喋る人の比率は高いくらいかもしれないけど、喋らない人が数字すら絶対に英語で言わないので、値段とかの会話で、指を使ってみたり、紙とペンを使ってみたり、電話に入力してみたりとめんどくさかった。しかも明らかに通じてないのにひたすら同じ事をスペイン語で言い続けてるぽかったり。いや、そこらのスーパーでそれなら僕が申し訳なくなる感じなわけだけど、観光客相手の商売やってる人達もそういうのが多くてしんどい感じだった。まぁスペイン語圏の客が半分以上ぽいからなぁ…それにしても one から ten くらいまでは覚えりゃいい気がするんだけど。

晩飯。旅行するとそこの珍しいものとか食べてみたく感じで、でも全部食べるのは結構難しいんだけど、なんか一緒に飯食うとシェアできて色々食えていいなと思った。この自由行動の後、飯だけ集合ってのはかなりいい気がするから今度機会があったら真似してみようと思った。とは言っても注文したものの半分はネズミで、ネズミの丸焼きとネズミのひらきとかで、ひらきはひらきってより唐揚げみたいな感じだった気がする。味はちょっとどろっとした鳥みたいな。意外とおいしいけど、たぶん鳥の方が普通においしい。

あとピスコサワーってのを飲んでみた。まぁカクテルよくわからん。ピスコってのはぶどう原料の蒸留酒とからしく、後でその蒸留酒単体も飲んだけど、まぁ普通に蒸留酒。栗焼酎とかより甘くない感じで。

店の人が素頓狂な人で色々おかしなことを言っていた。カンノミホが来たとか言ってて、みんな写真を見せてもらって本当だーとか言ってたので、それは本当だったんだと思う。もちろん僕は見てもわからない。

それとフォルクローレの演奏がはじまった。そうそう南米縦笛好きなんだよねえ、と生で聞けて少し嬉しかった。

まぁあとはどうでもいい雑談とか、なんで来たかとか何したかとかどこ行くかとかそういう話をしてた。おおむね無計画そうなのが4人集まった感じぽかった。年齢は僕だけ結構高くてそれでも全体で5才くらいしか違いない感じだった。

クスコ

起きて、とりあえずマチュピチュからクスコまでの中点である、オリャンタイタンボに行く。そこからの計画は電車の中で決めればいいやという計画だった。計画通り計画ができて、オリャンタイタンボにある遺跡を見てから、タクシーか乗り合いバスでクスコに行くことになった。

途中、日本のツアーコンダクターな人が前の席に来て、雑談の相手になってくれた。なにやらツアーコンダクターというのは想像通り大変そうだなーという話で、大変面白い感じだった。だいたいは雑談だったけど、いくつか学んだこととしては、流氷見るならパタゴニア、クスコはあんまなんもないけど12角の石でも見とけばいいんじゃない、ということがあった。

あと一つ面白い質問をされて、エンジニアは何故感情を表に出して騒がないのか、と。すごい喜んでる人とか見るとこっちも嬉しくなるから、その方がいいと思うよ、と。なるほど全くその通りだなぁと思って色々考えてた。基本的には単に恥ずかしいんだと思うけど、本当に嬉しいことがあると本当に喜ぶ気がするから、なぜ恥ずかしいかっていう話になると思う。よくわからないけど、定量的に今回の喜びの総量みたいなのを計測している冷静ななにかがいて、そいつが過剰に喜ぶのを抑制してる感じかなぁとか思ったので、そういう話をしたが、よくわからない。

あとは日本人はなんでマチュピチュ好きなんですか、って聞いたら私が聞きたいわよ、アンタなんで来たのと言ってた。よくわからないらしい。

で、オリャンタイタンボに着く。つか遺跡ってどこあるんかなーと適当に真っ直ぐ歩いてたら普通にあった。オリャンタイタンボの遺跡は、なんかごっつい要塞という感じだった。石積みまくってできたやつ。ゲームとかに出てくる昔の謎民族の城みたいなイメージ。ポピュラスで城塞都市になる手前のやつみたいな。でっかいなーと見てるとテンション上がるけど、登るとしんどい。上がっちゃえば風景綺麗だった。

で駅に戻ってタクシーか乗り合いバスを探す。なんか電車が着く頃にはいっぱいいるぽいんだけど、そうじゃない時はあまりいないぽくて、一人座ってるそれっぽいのに taxi or bus? とか聞く。ミニバンと言っててバスのほうかと。たぶん乗り合いだから人ある程度集まるまでだろうなぁと思いつつも、いつ出るのかと聞いてた。しかしどう聞いても 10 ソル(350 円くらい)で、クスコに行くとばかり言ってて、話にならない。しょうがないから Android の時計アプリのアラームを適当に操作して見せたところ、 10 分くらいで出ると主張してるぽい。

まー20分は待つ感じかなそのくらいならいいかーと待ってたら25分経過。ていうか僕の見つけたオッサンはどうも乗り合いバス家業向いてない感じで、すごい小さい声でクスコークスコーとか言って歩いてて、聞こえてるかもあやしいぞこれって感じで、かわいそうな感じだった。しかし僕の時間を奪うのは許しがたいので、 Android の翻訳アプリで英語を翻訳して意思疎通を試みる。今出ろ、って書いて翻訳したところ、 100 ソルとか言う(以降、言うってのは僕は英語向こうはスペイン語で言いつつ Android に数字を打ち込むことを指す)。 10 って言っただろって言うと、僕以外入ってない車を指して only you みたいなことを言ってる。25分かけて一人も集めれてないのはオッサンなんだけど、まぁ僕も350円で僕だけ乗せて2時間運転しろとか言うつもりは全く無いので、100でも時間節約できるならいいかなー悔しいからちょっとだけ減らしておくか、とか思ってた。ら、指さしたオッサンどうやら10ソルで車全部埋めても乗員10人行かないから100ソルはおかしいことに勝手に気付いたのか、自主的に70ソルと言いはじめた。70なら全然文句無いんだけどちょっと減らすつもりだったので勢いで60って言ったらそうなった。一人乗りで出発。25分はなんだったんだ。

窓を開けて、例によって聞こえる気がしない声でクスコークスコーと言いながら町を出ていくオッサンを見てるとかわいそうになって、70くらいあげりゃいいか…と思ってた。なんかすると町を出てクスコに向かう途中で、ペルー人が道のなんかバス乗り場ぽいとこにたまに立ってて、そういうのを乗せたり降ろしたりしながら進んでいった。つまりこの乗り合いバスは観光客をメイン収入にしながら、途中で現地人を乗せたり降ろしたりして小銭を稼ぐ感じなんだなぁと理解した。やりとりしてる金の雰囲気的には +20 ソルくらいは稼いでる感じぽかった。まぁ行きと帰りやり方変えたおかげで見える風景とかもだいぶ違うし、乗り合いバスの仕組みもわかったしで、それなりに満足した。で、結局70にしたんだっけ、覚えてない。

クスコ市街について、タクシーで近くの遺跡を2つ回る感じかなーと思って、タクシー呼ぼうかと思ったけど、荷物置きたかったので荷物置き屋を探してると、うさんくさいツアー屋につかまる。まぁそのへんまとめて聞こうと考えて聞く。タクシー40ソルかかるよと言われて、そりゃ高いよみたいな話をしてた。これはどうも僕の認識がかなりズレてて、行く先が普通にタクシーが往来してるようなとこで、帰りは帰りで別につかまえるつもりだったので高いと思ったんだけど、実際はそういう場所じゃないからタクシーに待っててもらって、帰ってもらうのも含めての値段ぽかった。そうとわかってりゃそれで OK しただろうけど。

そうこうしてると、つーかツアーじゃダメなのか20ソルで近郊の町4つ英語ガイド付きで行くぞ、とか聞いてくる。それはそれでいいに決まってると言って快諾。マイナーな遺跡とか自分で回ってもよくわからないし、4箇所まわるために歩くのもしんどいし、疲れてるし、で断わる理由が無い感じだった。オッサンに 100 ソル渡すと 70 返してくれた。さすがうさんくさいオッサンだなーと思いつつテンモアーとか言うとさっくりくれた。 50+10+10 で返してくれたから足りないのがわかりやすかったので、 10*7 で返すといいんじゃないかなーとか思った。

いくらか待ってからバス乗るとガイドがスペイン語だけで話してる。まー足だけでもいいかーと思ってたら、英語が微妙に混じる不思議な言語で、どうも他の集団と合流せよと言ってるぽい。実際着いたら、前の方を歩いてる集団を指差して、あれに合流せよ、ガイドの名前はナントカだ、みたいなことを言われる。んで走っておっかけたんだけど、 3800m とかに来てるせいで、瞬間的に息が切れて、少し頭が痛くなった。おおこれが噂の高山病かーという感じだった。まぁ全体的に普段はなんともなくて、ちょっと激しめの運動すると頭が少し痛い、くらいで、たいしたことなかった。

さて合流してから遺跡4つ。どれも遺跡としてはそれほどのものではないと思うんだけど、風景がすごくいい。遺跡自体がそんなに楽しくもないところだと、別に自分のペースで長居したいとも思わないから、適当なツアーに参加するのは割といい気がするなーとか思った。

クスコ市街に戻ってきて、適当なとこで晩飯を。歩き方で日本のカレーチックななにかがあるところですよと紹介されてるとこで、ピスコとカレーぽいなにかを頼んで待つ。すると山で最後に合流した人が偶然来て、おー偶然ですねーと言いっつ一緒に飯食うことになった。この人は初海外がペルーとからしく、かっこいいなーと思った。次はエジンバラその次和歌山行きたいとか言ってて、急速に難易度を落としていく人だなと。

カレー食った後でそういえばセビッチェってのだけよく見たから名物ぽいんだけど、食べてないんですよねとか言うと、今食いますかという話になって食う。なるほどやはり複数人飯は良いな…と思いつつ食う。普通においしいマリネ。

それから12角の石でも見てりゃいいじゃない、って言われたんで、言われた通り見に行く。なんか通路がたぶん工事的な理由で閉鎖されてた。

この時は翌日早いし空港で寝ようと思ってたんだけど、適当なタクシー止めて空港おねがいと言うと、んー空港は閉まっとるよと教えてもらう。そうそうよく考えると昼しか飛ばない地方空港だから夜開いてるのかなーと心配してたのだった。このタクシー運転手は英語すらすら喋る人で良かった。スペイン語オンリーな人だととりあえず空港言って閉まってるの見て帰ってくる的な事件が起きてても不思議じゃない。

しょうがないので歩き方で近辺の宿を見る。 $45 とか書いてあるのに行ってみる。おばちゃんとおばあちゃんの間くらいの女の人が、4人部屋を見せてくれて、うわームダに広いと思う。まあ要は狭い部屋余ってないんだろう。んで 30 ソル (1000円強) とのことで、うわーもう誰も泊まってないから投げ売りモードなんだなーと思ってありがたく泊まる。

この人は英語全く通じないのに、 Android とか筆談でタクシー呼んでもらうのがすごいスムーズに行ったので、なんか気分が良かった。まあいろいろありがたかったのと、空港じゃ両替できないから純粋にいらないってことで、持ってた小銭全部チップとしてあげた。

帰りの飛行機乗ってて思ったのは、TACA 航空 (中米の航空会社らしい) のクオリティ低いなーということ。アジア格安チケットとかに劣る気がする。具体的には客の足踏んで謝らない、預けた荷物が客に見えるところで投げられてる、3回目くらいの機内サービスでもスペイン語で聞いてくる、など。最後のはいつも日本アメリカの航空会社の日本人添乗員がすごい頑張ってるなーと感心してた。日本人に見えるけど日本語通じない人とかいるから、かなり早い段階で人覚えてるなあと。

まとめ

マチュピチュはすごい。あれだけでオススメできる感じの。今まで行ったとこでは最強な気がする。ただし遠い。しかしペルーは色々とやる気が足りなさすぎる国だなと思った。陽気な南米の国と言えば聞こえがいいのかもだけど、とにかく適当すぎる。今見るとあれで一人あたり GDP タイ並か…

しかしいつものことながらくそ長い…

(03:45)

_ 決算

  • 飛行機11万
  • USタクシー1万*2 (寝坊したり入国てこずったりでタクシー以外移動手段なかったうかつ税)
  • 宿 2.5万
  • もろもろ

20万強かな。マチュピチュの入場料バス電車が意外と高いんで、25万くらいかも。

(03:54)

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