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ToDo:


2024-08-28

_ MN-Core challenge によせて

https://mncore-challenge.preferred.jp/

言い出しっぺである以外はたいしたこともせず、なんだか非常にクォリティの高いコンテストが用意されて、とても嬉しい。いや言い出しっぺだっけ?ちょっと自信がなくなってきた。まぁ「やるってことは決めましょう!」は書いたぽい

コンテストに対して自分が意識的にしていた貢献としては、トップ陣は勝手に楽しむと思うので、その他の順位帯の人でも楽しめるものに、的な意見を多く出した、というのがある。うまくいっていると良いなぁと

始まったばかりだけど、反応もなかなか良いように思う。練習段階での参加人数や盛り上がりは、予想を大きく越える、とまではいかないものの、想像できる範囲で最高、くらいの感じに思える (2,3シグマくらいのイメージ)。とても嬉しい。トップ陣のヤバさというか、既に解かれてる問題数なんかは、想像した範囲を越えてるかなぁ

趣旨としては

https://shinh.skr.jp/m/?date=20240313#p01

の「人が欲しい」の一貫で、最近「仕事するのもいいけど、飲み会でもして人増やす方が有用では??」みたいなことをよく考えていて、そういう話

他にも副産物がある(例えばドキュメントの品質が非常に良くなった)ものの、採用が主目的なので、それとの関連を少しだけ書いておきたい気分がある

今回のコンテストは特殊な HW でのゴルフ大会ということで、通常のゴルフでやるアルゴリズム考察に加えて、 MN-Core 特有の演算器やポートのパズルを楽しむ、という側面も強いと思う。ただなんかちょっとミスマッチが起きると不運があるかもと思って書きたいところなのだけど

  • こういうのを楽しめる人たちは欲しい
  • 実際こういうのを楽しめる人たちが働いてる

は真なのだけど

  • 仕事で実際にこういうことに使う時間が多い
  • こういうのを自動化できなくて困っている

ということは、実はあまり真ではない。あまり真ではない理由はおおむね二つあり

  • 少なくとも DL だと、 python で書かれた MN-Core 向けのチューニングの特に無い計算手順に対して、適切なデータ配置や計算手順を作ることができれば、アセンブリレベルの細かい最適化が多少ヌルくても、十分に性能が出ていることが多い
  • とはいえ行列積などの律速要因となる重要な部分はポートパズルなどを考慮する必要があるのだけど、それも今回の問題のような、レイテンシ重視なパズルではなく、何十回も同じ処理を繰り返す時に、1要素を処理するのに何サイクルかかるか、というスループット重視でパズルを解くことになる

という話がある。なんというか、 SRAM の種別を適切に選ぶ、みたいなミクロなところでは、それほど困っていないというか、もっと大きな問題があるというか

言いかえると、「コンテストをやってみて、ゴルフができそうだから入社しました!」は、そうでもないかもしれない。「コンテストをやってみて、手でこういうのやるのはなぁ、と思ったから応募やめよう」もそうでもないかもしれない、て感じのことが書きたかったのです。あと「楽しめたけど、成績がふるわなかったから入社してもついていけない」なんかも明確に偽ですね。このコンテストを楽しめる人であれば、成績と関係なく適正がある可能性が高いと思います。実際社内のゴルフ好きたちが楽しそうに準備をして、開催の運びとなったわけです。もちろんこのコンテストを楽しめないとダメというのも偽です。社内テストでも、チーム外の人が楽しんでいたり、チームの人がスルーしていたり、割といろいろです

まぁなんか、採用目的のイベントなのだけど、実際の職務か、それとも単なるパズルゲームかと2択で聞かれると、パズルであると考えてもらった方が良いと思います。実際、業務に近い要素を色々検討したのだけど、議論を経て、より単純にパズルとしての楽しさに寄せていった、みたいな経緯もあったりします。ただ、とはいえ、通常のコードゴルフよりは職務に近い、とも言える、そういうちょっと独特な距離感ですね

さて、僕が書きたかったことは垂れ流したので、ここからが本題です。このコンテストに便乗して、個人的に賞金を出します。ただ、以下の条件とします

  • コンテスト終了後、現段階での PFN 社内ベストをかき集めて一人のプレイヤーとしてコンテストに参加させたと仮定してスコア計算した時に、一位を取れていれば50万円。こっちは投稿時間は無視で同着でも OK
  • FizzBuzz 最短賞の人が、現段階での PFN 社内ベスト FizzBuzz より短ければ50万円。こっちは同着ではダメ

前者、ちょっとマジメに考えてるとコーナーケースが色々ありそうで文言ややこしくなったんですが、基本的には総合一位が PFN オールスターと互角以上だったら、本来の賞金に加えて50万円、て気持ちです。がたぶん可能性としてはコンテスト一位でない人が PFN ベストを入れると一位になる可能性もある気がする?のですよね

後者はシンプルですね。 https://x.com/shinh/status/1760252565051334786 の時から書いている通り、 FizzBuzz は絶対楽しいと確信していて、有給2日くらい取って取り組んだ結果やっぱり楽しかったので、思い入れが強いのです

ちなみに、 PFN オールスターと言いつつ、おおむね一名の激ヤバゴルファーと対決する感じとなっています。僕と勝負したことあるトップ層はよくご存知だと思いますが、僕はなにをやってもせいぜいかませ犬ポジションなんで、僕のコードはオールスターに一切入ってません。自分のコードが入るようでは内部競争不足ということで、今回の試みはやっていないと思います。合計100万て、まぁ軽々しく出したいお金ではないので、「ああ、このレベルまで楽しんでくれたら気持ちよく出せるなぁ」と思えるコードを書いてくれた同僚陣に感謝です。あともちろん、 https://x.com/shinh/status/1826854715579400650 にも書いた通り、いろいろと準備にコストがかかってるので、いろいろ感謝です。なんか前々から、個人的に賞金出すってやってみたかったけど、なかなか自分で問題用意するのも難しいよね、ってんで、ちょうど良かったというのもあったりします

つまりまぁ、かなり厳しいハードルだと思っていて、とはいえ世の中の人のすごさ、特に競争のすごさというのも知っているつもりで、それぞれ30%くらいの確率で支払う必要が出るんじゃない?くらいを想像しています。想像を大きく外して、10人くらいが条件を満たして完全に社外の争いになっていたら、笑ってやってください。いやホント、1ヶ月後が楽しみです!

いちおう、趣味で勝手にやってる話を疑う人もそんなにいない人もいないと思いますけど、現段階での社内最高スコアを固めたつもりの tgz を作って sha256 取っておきました

$ sha256sum sota240828.tgz
0063a806d91403c47ff4b15c6669b0d09d506f5152c6ea3a3ebb8affe1d33e5f  sota240828.tgz

(22:42)

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