ToDo:
控除の最初の値を上げるのは、個人的には妥当に感じるけど、結果逆進性があるのは良くない、いや、良くない、というのは僕個人の意見としても、とりあえず従来方針との consistency は低い、というか、ちょっとぐぐった感じだと、所得が1000万越えてる 20% 以下の人たちが、 80% 以上の所得税になってるとのことだった。パレートの法則優秀よねえ。根拠は
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/shinkokuhyohon2021/pdf/gaiyo.pdf
の「1000万を越える申告納税者数は全体の14.2%であるが、所得金額及び税額はそれぞれ57.3%、83.8%」
んじゃ、 1000 万越える人たちがまるでトクしないところに累進課税の閾値変更すればいいだけじゃないの……?とふにゃふにゃ考えて、ぐぐったら普通にそういう検討があるようだった
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f67b41347d4064339c1f6f946103a1bbf3b5806
が、ヤフコメを見ると文句タラタラだった。まぁなんかあちこちで所得制限入れるのやめろ、てのは、気持ちとしてはかなりわかる。累進課税に一本化すりゃいいじゃん感はある
がなんか、減税したら経済が回る!的なのは、よくわからんのだよな……たぶん MMT の人たちがよく言ってるやつで、国民民主もそいう趣旨で、この提案を採用しても「所得税収は減らない」的なことを言っているのだと思うんだけど
「年収低い人たちは税金が減ればすぐ使うので経済が回る!」は割と真だと信じられるのだけど、 1000 万越える人たち、税金減ったらそのぶん使うのか……?少なくとも僕は単に貯金が増えるだけだけど。具体的な比率を調べる気も起きないけど、政府って基本的に税収の大部分使うわけで、所得1000万以上の人よりは貯金に回さない気がするんだけど……
みたいなことをふにゃふにゃ考えてて、「なんで単純に税金減らす (& 生活保護にバフ) じゃなくて、給付金なん?」ていう疑問に、ありえる解の一つに思いあたった。なんというか事務手続きで失われるコストを考えると、単に取る量減らす方が、わざわざ取ってから配るよりコスパが良くて、単にバラマキはてっとりばやく支持率増やす方法だから?くらいに思っていたのだけど、ひょっとしたら行動経済学的な話だったりするのかな。つまり、人間は100万取られてたのが90万に減っても「パーと使うか!」とならないけど、100万取られて、それとは無関係に10万もらったら「あの10万何に使う?」みたいな話になる、的な
なので、なんかそのへんちょっと勉強してみたくなった
なんとなく最近、マクロ経済的なやつというか、経済政策について気になってるんだけど、その理由もなんとなく言語化できてきた。政治的な話題って、例えば DEI どうすか、とか、死刑制度どう思いますか、みたいなやつは、最終的には、どっちが正しいとかではなくて、と書くと語弊があるかもしれないけど、ここでいう正しいは理系的な「真」だと思っていただくと語弊がなくて、個々人で公理系が違うような世界では、どっちが正しいみたいなのは決められないと思っているのよね。そいうやつについては、僕は僕なりに色んな意見見て、自分の公理系をふにゃふにゃいじりつつ、自分の意見的なのを構成していればいいんだけど
政治的意見ってのは、だいたいはそういう、「最終的には個人の好み」枠だと思っているわけだけど、たまに割とそうじゃないものが混じっている気がしている。「基本的に格差は小さくすべき」という立場と「多少の格差は健全な競争の代償である」という立場だと、割と割れると思うけど、たぶん「他の条件が同じなら経済成長したほうが良い」くらいだと異論はかなり少なくて (もちろん例えばアーミッシュ的なひとたちはそういう立場でないかもしれないけど) 、同じ「経済成長した方が良い」派でも、 how が違う議題がいくつかあるようだ。それ系の、つまり個人の好みはおおむね一致するんだけど、 how が違うやつで、他にぱっと思いつくやつとしては「戦争に参加したくない」とかもそういう枠な気がしている
で「経済成長した方が良い」として、じゃあどうやって?は、割とこう、普通に理系的な問題というか、最適解がありそうなんだけど、これが、僕が「僕よりマジメに考えていて、僕よりはるかに賢い」と思っているひとたちの意見を見比べても、意見が一致してない場合があるように見える。なんで、自分の好みを決めれば終わりなところよりは、楽しいかなぁなどと
MMT について過去のやつ見たりした
https://shinh.skr.jp/m/?date=20210715
https://shinh.skr.jp/m/?date=20210908
https://shinh.skr.jp/m/?date=20220623
しかし、最後のやつの、 soda さんのコメントありがたいなあ
(00:37)
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MMTは、従来の家計簿的な国家財政の理解はカバーストーリーで、本当は別の制約で動いている事を示唆したのは意義があったとは思いますが、一方でインフレなどの本当の制約を直視していなかったのはよくなかったところですね。
で、経済についてはまさに同じようなふわっとした興味というかモヤモヤ感を持っていて、完璧なマクロ経済モデルが手元にあったら、そこに日本の置かれた様々な制約を入れ、各自の思う許容される格差や失業率を入れ、あと新たに思いついた政策をぴこぴこといれて計算すれば、それはできそう〜とか、それはむり〜、とか出てくるんじゃないかって気がしますよね。もしツイッター論客がマクロ経済モデルを片手に政策を論じられるようになったら、民主主義はまた一つよいものになるだろうに、と。