ToDo:
ここ2-3ヶ月ほど、副業というのをやってみている。本業と同じくニューラルネットを粛々と実装する系。 PFN の仕事は現状たいへん楽しいのだけど、とはいえ、なんというかコミットしすぎだよなあ、と感じていた。で、なんとなく興味を散らしたいなあ、と感じていたところで、タイミング良くお話をいただいた。こういうのはホント運とかタイミングだよねえ
今のところ副業楽しいかというと……本業の方が普通に楽しいのだけど、まあいい感じに刺激を得て、興味を散らす役割は果たしている。本業に 150% 従事みたいに一時期なっていて非常に良くなかった状態から、 100%+20% みたいになった感じではあるが……まあ心配しなくてもやる気にムラがあるので過労とかにはならんと思う。というか通勤ないからか体調はずっと良い
とはいえなんというか、もともと多かったコンテキストスイッチの頻度がさらに上がっていて、なんだろうなって感じもある。まあ色々やってみるのは良いことではあるわけだけど
(23:06)
最近よく「自分で考える前に聞いてください」と言ってて、これはもともとグーグルに入った時すぐに受けた教えの一つで、同じタイミングで聞いた「社内プレゼンは適当にやれ!」とかと並んで、当時の「お仕事」に対するステレオタイプなイメージと真逆な教えだったので、びっくりしつつも、なるほどなあ、と思ったことの一つ
で、年々その教えの正しさが自分の中で深まっているという感じ。最近になってこれを思う機会が増えているのは、グーグルよりも PFN の方が自力解決を尊ぶ傾向の人が多い気がするからだと思う。よくも悪くも PFN の方がお行儀が良い人が多く、「自力で解決したい」的な意識が高く、この件に関してはそれが悪い方向に働いている、と思っている
によると 15 分ルールというのがあり、(他人の時間をムダにしないため)15分自分で考えて、(自分の時間を無駄にしないため)それでわからんかったら聞け、というものらしい。15分が妥当かは組織によりそうだけど(僕は5分くらいで聞いてくれてオッケーだよと思う)、量的な基準を明示的に挙げるのはとても良いな、と思った。
余談気味だけど、これ聞く方の技術というのも確実にあり、うまい聞き方というのは、一番時間をかけない、ラクな聞き方である、という感覚がある。問題を自分なりに分析して「torchのシンボルが見つからないというコンパイルエラーが出ました」と言われるより単に再現手順とエラーメッセージをドカーとはっつけてくれる方がありがたい(シンボルが見つからんのはたぶんリンクエラーなので、ヘタの考え休むに似たる的な報告文にわざわざしている)。自分なりの解釈があるなら、その後で書けばよろしい、という感じ。まあ自分でも考えたんだけど、て言いたいのはわかるんだけどね
本題に戻って自力解決、最近、「時間がもったいない」以上に気に喰わない感情がある気がするなあ、と思って、なんとなくその理由が、結構功利的なことなんだとわかってきた気がする。ので、なんかちょっと書いてみる
僕は人に聞け聞け言うんだけど、とはいえ僕自身、たぶん結構自力解決が好きで、例えばドキュメントを何度も上から下まで読む、とか、そういう楽しさは、まあまあ知っているつもりだと思う(というかそういう性質がなければ、例えばゴルフにハマったりソロでコンテストに出たりはしない気がする)。なんだけど、仕事で聞けば5分で解決するエラーを、30分かけて仕様書読み返して理解、とかはなんか違う、と思ってしまう
何が違うかというと、前者は(よくないコンテストももちろんあるが基本的に)人工的に作った良問を、じっくり時間をかけて解きましょうという趣旨であり、後者は基本的に野生に存在している問題。現実は作問者としては多くの場合ひどいもんで、大半はとても簡単な問題、簡単でない問題は、解けるかわからない、準備にやけに時間がかかるけど一瞬で解ける、単純作業、苦労して解いてもなんの価値も学びもない、などなど、試験問題としては悪問なんだけど、とにかくそういうのがたくさんある、そんな感じ
自力解決を尊ぶのは、自力解決できるようにならないとダメだ、みたいな考え方があるのかなあ、と想像している。それ自体は正しいことだと思うんだけど、面接とか通ってきているわけで、あなたに自力解決能力があることは証明してもらうまでもなく知ってますよ、って気持ちになる。自力で解決するのがえらい、というのは、大学の学部くらいまでのことなんじゃないだろうか(このへんのノリは不真面目な学生だったので全然わかってないけど……)
なんにせよ、心配しなくても、既に解決されてるとこは人に聞くまくって前線まで来てくれれば、嫌でも解かれてない悪問が大量にあって、手伝ってくれって状況なので、嫌でも自力解決力を示しまくってもらい、今度は逆にこっちがくだらない質問をすることになるので……まあこのへんグーグルとかは人が多すぎて、前線に行ってもあまり問題がなくて奪いあいになってるとかはあった気がするので、やや後ろにいた方が人生として楽しいというのはあったかもしれない……まあ前線に行った方が給料が上がる、くらいは確実に言えることだろうと思う
ドキュメントとかちゃんと整備してないので、知の高速道路とかいう感じではないので、乗合バスくらいの感覚をイメージしてもらうと良いのかな。呼び止められると確かに若干時間をロスするんだけど、ちんたら歩いて来てると「えっ一緒に前線で戦ってくれないの……?」的な気持ちになる感じ。歩くのは本人がムダに大変な割に、周りからすると遊んでるのと変わらなかったりして
まー言うて「なんかそれもう終わった問題なんだけどなあ」的なところも、他の人が見返したら良くなるということもあるわけで、一概にムダとまでは言いづらいところもある。僕とかが「そこは終わった問題だ」と思っている判断も往々にして間違っていて、ちょっと難しいところではある。成長のしかたは人それぞれ、みたいな意味で、あまり意味がなくても自分が興味を持てるところに取り組んだ方が良いということもあるだろうし……
あとなんか、聞かれた時に、他の作業中だと、たぶん「あ、今インタラプトきついな……」みたいなのが、顔に出たりして聞きにくくなってたりしてるだろうな、というのを結構気にしていた。まぁせっかちだし、割り込みはできれば無いほうが良いし、あまりよくできた人間でもないので、なかなか難しい
そのへんはリモートワークになって格段にありがたい。なんせ一番強い質問のしかたでも、せいぜいメンションやらDMなので、今浮動小数大量に眺めてて目を移したくない……て時は無視もできるし、エラーメッセージ読めば瞬殺みたいな質問だった場合に、「なんだこんなことか」的なのが顔に出ちゃう的な心配もないしで。5回に一回くらいはエラーメッセージで瞬殺くらいの問題を聞いてるくらいでいいと思うんだけどね。なんか自明なミスに何故か気付かなくてハマることとか、すごく多いもんだし
一方で聞く側にとっては、恥ずかしい質問の記録が残っちゃうので、敷居が上がっていて大変そうだと思う。そういう意味では、シニアで自己解決ができる人間も、遠慮なく質問垂れ流していって、聞きやすい雰囲気を作るのがいいんだろうと思う(あまり実践できてない気もするが……)。
「自分で考える前に聞いてください」は一見優しい先輩風であるけど、実は逆で、シニアがムダに溜めてる知識とかをうまく使ってさっさと前線に来て、適当に自分の得意なとこ見つけて大活躍してくれると、ラクができるなあ、というのが真の意図なのかな、と。というわけで、「くだらない質問しても良いよ」という許容なのではなくて「くだらない質問しまくってさっさと進んでくれ」という要望なんだな、と、そういうことで自分の中で腑に落ちた
(08:05)
$ git co -b zz fatal: A branch named 'zz' already exists. zsh: exit 128 git co -b zz $ git co -b zzz fatal: A branch named 'zzz' already exists. zsh: exit 128 git co -b zzz $ git co -b zzzz fatal: A branch named 'zzzz' already exists. zsh: exit 128 git co -b zzzz
ひど
(12:16)
なんかとんでもない値段になっているのだなあ(N回目)
「もらった RSU をホールドするって、もらった給料で自社株買うのと同じで、リスク増えるしアレだよね」派だったので、基本的にはもらった年に即売りしていた。右肩上がりで増えてる会社の株に対してそんなことをしていると、「今まで持っていたとしたらいくらだったんだろう……」てことになる
で、ちょっと最後の5年分を数えてみたところ、想像していた額の3倍くらい「損」をしていて、やべー、株まじすげー、となった。前半の5年くらいも入れると、トータル5倍くらいかねえ。いや、これって僕の考えかた的には「給料であの株買っていれば……」て話となんも変わらんので、そんなことを考えるのはおかしな話ではあるのだが、一時的に保有してたものに対しての後悔的な気持ちは強くなるもんだなあ、と。これが行動経済学というやつか
(08:13)
https://www.amazon.co.jp/dp/4150503532
とても面白かった。神経学者さんが患者のエピソードを、医者としての解説と、哲学的考察を含めて、たくさん紹介してくれる、て感じの本
表題の妻と帽子をまちがえた人は、一見まともで会話もできて、100%病気に見えないんだけど、なんか認知がおかしくて、帽子をかぶろうとして妻をかぶろうとしたり、靴をはこうとするが、自分の足を靴だと思っておかしいなとなったりする。顔がわからなくなる、相貌失認とかも出ているようで、なんかそのあたりと関係がある症状らしい。んでまあそういうすごいなーな話がたくさん紹介される
知らなかったこととして、五感に加えて第六感とか言うけど、エスパー的なやつじゃない、「固有感覚」ていう感覚があるということがあった。なんか難しかったのだけど、自分の体がどういう状態になってるか、みたいなのを把握する感覚らしい。これが完全に失なわれた人というのは、全く動けなくなっちゃう、みたいな話で、ただ視覚とかで確認して動かしていく、みたいなリハビリを地道にやると、割と動けるようになる、という話だった
でまあそういう面白エピソード集としても普通に面白いのだけど、「病気」にたいしてポジティブなメッセージが全体的にあるのがこの本のいいところだと思う
さっきのリハビリの話みたいに運用でカバーできた系の話としていいなーと思ったのは、さっきの固有感覚が失われて、まっすぐ立ってると傾いちゃう人というのがいて、説明を聞いて「頭のなかにある水準器を使うことができないってわけで。耳を使うことはできないが、目は使えるぞ」と考え、いろいろ実験してみる。体を傾けてみても目でわからない、鏡を見ると自分が傾いているとわかるけど鏡まみれで生活するわけにもいかんしなあ、となる。で考えたのが、眼鏡を改造して鼻のちょっと先あたりに水準器をつける、てことで、最初はそれを見て歩くのはしんどかったのだけど、しばらくすると順応して無意識で調整できるようになった、という話
こういう感覚を補う系って面白そうだなあ、とよく思っていて、例えば耳が聞こえない人に、スマートメガネでスペクトルアナライザみたいなの常に出しておくと、音が「見える」ようになったりしないのかな、とか思っている。なんか最近、逆のパターンで目が見えない人が、舌打ちの反響で歩く練習をしたら結構できるようになる、みたいな研究があって、いい話だなーと思ったりした。スキーメガネの色がすぐ消えて白くなるのとか、赤ん坊の時は上下逆に見えてる、とかを考えると、割とそういうの色々ハックできそうだよなあと
あと、そもそも「治す」必要があるのか的な話も多い。自閉症の人はものを抽象化せず、具体的直接に見るので、そういうのを生かして描かれた絵は芸術性を感じる、とかそういうやつ。実際挿絵の魚とかなかなか良い。創造的だけど騒がしくてハタ迷惑な人を薬で「治し」たら、普通の仕事できるようになったけど、人生真っ暗だ!みたいな話とかもあって、そういう人が平日は薬を飲んで、休日はやめてクリエイティブ、みたいな。いい話だなあと思う
あと哲学的な考察とかもいろいろとあるのだけど、なんか小難しくてそのへんは読み飛ばし気味になってしまった。そういうのが好きな人はより楽しめるのだろうな
(12:36)
調子が悪いんだけど、夏バテというだけでなく、スクティというのを食べたせいというのもありそうだ。なにかというと、ネパールのマトンをスパイスで炒めたようなものらしい。これ味はまあ悪くないんだけど、むっちゃかたくて、奥歯にはざかった。頑張って取ったんだけど既に歯肉に打撃を与えていて、炎症みたいになってふくらんでしまっている。こうなると口内炎の時と同じで、神経でつながってるよね的に頭だの肩だの首だの目だの、左半分だいたい痛いし、熱も持ってるみたいな状態になる
なんで変わったメシ喰っただけでこんなことに
(20:50)
https://gigazine.net/news/20210730-triton/
25行以下はすごいなと
を見ると…。うーん?
# matrix multiplication pid = tl.program_id(0) grid_m = (M + BLOCK_M - 1) // BLOCK_M grid_n = (N + BLOCK_N - 1) // BLOCK_N # re-order program ID for better L2 performance width = GROUP_M * grid_n group_id = pid // width group_size = min(grid_m - group_id * GROUP_M, GROUP_M) pid_m = group_id * GROUP_M + (pid % group_size) pid_n = (pid % width) // (group_size) # do matrix multiplication rm = pid_m * BLOCK_M + tl.arange(0, BLOCK_M) rn = pid_n * BLOCK_N + tl.arange(0, BLOCK_N) rk = tl.arange(0, BLOCK_K) A = A + (rm[:, None] * stride_am + rk[None, :] * stride_ak) B = B + (rk[:, None] * stride_bk + rn[None, :] * stride_bn) acc = tl.zeros((BLOCK_M, BLOCK_N), dtype=tl.float32) for k in range(K, 0, -BLOCK_K): a = tl.load(A) b = tl.load(B) acc += tl.dot(a, b) A += BLOCK_K * stride_ak B += BLOCK_K * stride_bk
をさしている感じかな?
(20:12)
https://developer.arm.com/architectures/instruction-sets/intrinsics/
を見ると良い
(12:42)
ちょっと前にちょっと良いホテルでアールグレイを飲んでおいしいと思って、その後ダージリン飲んでみて微妙……と思ったので、最近アールグレイの安物ティーパックを買ってみたらおいしい
例のごとく wikipedia を見ると、なるほど人工的につけた香りなのか
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4
まあともかく、銘柄がどうとか品質がどうとかより、好きな種類のものなのか、の方が支配的な要素だよなあ、とよく思う。
すしのネタで言うと、ウニが別にそんなに好きでないんだけど、高級ウニより、スーパーのパックに入ってる穴子の方が僕はおいしいとか、まあそういうのと考えれば良い気がする。いやだって、今まで喰った一番おいしいステーキより、トプカのカレーの方がおいしいでしょ……普通に考えて
なんか5年前くらいに気付いた別の例として、ワインはカベルネソービニヨンが好きらしいと気付いたことがあった。これも品質うんぬんはコンビニで400円で売ってるやつでも良いらしい。さすがに1000円ちょいする方がおいしいとは思うけど。というかメルローって存在意義がわからんと思っていたのだけど、いや、存在意義がわからんと思ってたのはシラーズだっけ、どっちかわからなくなった……が、まあ飲む機会もあんまないし別にどっちでもいいか、というくらいにカベルネソービニヨン一択で買っている
コーヒーはツッカーノブルボンってのがおいしくて良かった。今飲んでるママサ(トラジャ地区産)ってのは微妙
全てのものでそういう自分的な鉄板ができるかというと微妙で、ビールはペールエール最強!て感じだけど、なんかピルスナーもおいしいのおいしいしなあ……というかエールとピルスナーは別の酒と考えると、エールはよなよな最強みたいな気分になってるので、ある唯一銘柄に好みがあるジャンルなのかもしれない。いや、よなよなより好きなエールは結構ある気がするんだけど、基本的に8割がたのエールはよなよなでいいなあ、と感じて、かつよなよなは安定供給があるので鉄板になってる感がある
日本酒は酒だと一番好きな気がしてるけど、一番よくわからん気がするな。純米が好きな気がしてたけど別にそんなことなかったし。大吟醸より吟醸の方がいい傾向がある、くらいはあるかもしれない。「水みたいな酒が好きなら水飲んでろよ」的な体育会系精神がある。なんか雑に、昔ぽいやつ << 獺祭とかみたいな今風なやつ < なんか間くらいのやつ、みたいなことはわかっている気がするんだが……フルーティさがほしいのかいらないのかとかよくわからん
とりあえず確実に好きなことがわかってるのは澤屋まつもとで、覚えているのは単に京都駅で確実に手に入るからなんだけど……なんか大変そうなことが起きてたらしい
https://jp.sake-times.com/special/interview/sake_matsumoto_interview
(09:40)
http://tapes.scalevp.com/moving-to-silicon-valley-kazuki-ohta-treasure-data/
So when I pitched to Bill Tai I couldn’t listen, he said, “oh, I will invest.” It looks like meeting went well. I asked Hiro, okay, is the meeting went well? And, “oh, you missed that?”
いい話すぎるな……
(14:45)
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